「ノベルティにはどのような効果があるのか?」
「配布するのであれば、費用を無駄にしたくない」
展示会やセミナー等イベントでは定番といえるノベルティの配布。
この記事をご覧のあなたも一度は受け取ったことがあるハズです。
そして
「こんなの欲しかったんだラッキー」
とポジティブな感想を持つ一方で、
「こんなもの受け取っても要らないな~」
とマイナスな感情を持つ場合もあります。
つまりノベルティにはプラスの効果を期待できる一方、きちんと選ばないとその効果が半減するかもしれません。
このように使用されずに放置されっぱなしより、使われるノベルティを渡した方が受け取った人の目に触れる機会が多いため、認知度向上に効果的なことは明らかです。
X(旧:Twitter)でノベルティと検索してもらうと分かりますが、喜ばれているノベルティはポジティブなコメントが数多く投稿されています。
さらに、リツイートにより多くの人に拡散されることで認知度向上に効果を発揮しています。
特にファングッズとして制作されたノベルティがその傾向が強いです。
そんなノベルティによって得られる効果と有効活用するためのターゲット分析方法を紹介していきます。
\見ないと損かも?/
ノベルティで期待できる5つの効果
一般的に紹介されているノベルティの効果は以下の通りです。
- 認知向上
- ブランディング
- 見込み顧客の情報獲得
- 返報性の法則
- 話題の提供
詳しく見ていきましょう。
認知度向上
企業や学校名が記載されたノベルティを配布することで、認知度を高めることができます。
一瞬目にするだけの広告と異なり、そのノベルティを使うたびに思い出してもらうことも可能です。
さらに配布している間は人が集まりやすいため、注目度も高く、様々なターゲットの認知度向上にも繋がります。
イベントで人が集まっているエリアが気になった経験はありませんか?
「何をしているのだろう?」
「少しだけ見に行ってみようかな」
と近づいていく。
あなた自身が気になった経験があるということは、他にも同じように気になる人はいます。
その原理を利用することで、認知度を上げていくんです。
ブランディング
配布するグッズの種類やデザインの世界観を自社ブランドに合わせることで、その企業のブランディングに繋げられます。
例えば環境志向の強い企業であれば、リサイクル可能な素材で作ったノベルティを配布することで、環境に優しい企業というイメージを与えることも可能です。
と、理屈上は合っていますが、これを実現するためには時間も掛けなければなりません。
誰もが知っているような有名なブランドを想像してみてください。
どのブランドも歴史がありますよね。
認知度あるブランドを創り出すためにはそれだけ手間が掛かるということです。
ちなみに、当社も自社ノベルティを制作して、多くの人に配布しています。
数百枚配布して反応があったのは数件ですが、認知する人の増加と反応した人のコメントを参考にさせていただきながら自社商品のブランディングを高めている最中です。
見込み顧客の情報獲得
一般的な顧客ではなく、企業を相手とした展示会やイベントなどでは、名刺やアンケート記載を条件にノベルティを渡しているケースも存在します。
しかし
自社に興味がある顧客情報を得られる一方で、ノベルティを配布するターゲットが限定されます。
ノベルティを受け取る立場になると分かりますが、たとえ1分だとしても時間を取られるの面倒ですよね。
つまり、情報入手と引き換えに受け取ってもらえるハードルが上がるわけです。
そのため
広く認知を獲得していくのか
それとも
少数でもサービスや商品を購入してくれる可能性の高いターゲット情報を獲得するのか
目的に応じて使い分けるようにしましょう。
返報性の法則
お金を支払って入手する商品をノベルティとして無料配布することで
「返報性の法則」
という効果も期待できます。
デパ地下の試食した際、その商品を購入してしまうあの時の心理状態です。
その商品自体の良さも大事ですが、
人間って何か受け取った場合、
「お返しをしないと!」
と感じやすい生き物です。
「返報性の法則を利用しているな」
ということを理解していても、なかなか抗えない。
そんな心理的な効果を活用しようという、少しイヤらしい方法でもあります。
話題の提供
珍しい、クオリティが非常に高いなど他のノベルティと差別化できている場合、そこから企業名やブランドが話題になる可能性もあります。
最近は少し話題になるとSNSで拡散され、一気に知名度が上がります。
試しにInstagramでノベルティと検索してください。
この記事を書いている2023年10月18日時点では31.5万件も投稿されています。
それだけ注目されているキーワードでもありますので、話題に上がれば知名度は向上することでしょう。
効果的なノベルティを選ぶときに気を付けたいこと
ノベルティには様々な効果を期待できますが、適当に選んでしまうと
「思ったよりも効果がなかったな」
という状況に陥ってしまう可能性もあります。
そんな目に遭わないように、
ターゲット(相手)の徹底分析
をオススメします。
ターゲット(相手)を徹底分析することのメリット
渡す相手について調べる時間がなければ、人気のノベルティ・販促品を選べばいいでしょう。
ですが少しでも調べる時間があれば、相手のことを可能な限り調べることをオススメします。
ズバリ!
ターゲット(相手)に対する解像度を上げるということです。
- 性別は?
- 年齢層は?
- 趣味は?
- 習慣としていることは?
など細かく分析していくことをオススメします。
そうすることで、受け取った相手がより喜んでくれる可能性が高まります。
お金やあなたの時間を使って準備するノベルティだからこそ、無駄にしたくないと思いませんか?
ちなみに私たちも「解像度を上げる」方法を勉強中です。
売上を伸ばしたい!
というのも理由ですが、当社の商品を求めている人にきちんと届けたいからです。
その方がより喜んでもらえます。
そして、喜んでもらえたら、私自身もテンションが上がります。
お金を貰えるだけじゃなく、喜んでくれるなんて最高ですよね。
喜んでくれることで、あなたの会社を好きになってくれる可能性が高まります。
ターゲット(相手)を分析する具体的な方法【生成系AIの活用】
でも
「相手のことなんてどうやって調べればいいの?」
「そんなデータ持ってないよ」
その気持ち痛いほど分かります。
私も同じ思いをしていたからです。
なんなら今でも。
だからこそ、いろんな方法を試しています。
ChatGPTやInsight Journeyといった生成系AI*ツールでターゲット(相手)を仮設定できますし、友達や親戚に協力してもらうのもありです。
※生成系AIとは機械学習モデルを利用した人工知能(AI)の一つです。膨大なデータに基づき、会話、画像、動画、音楽など、新しいコンテンツやアイデアを作成作成してくれます。
ChatGPTも便利ですが、個人的にはInsight Journeyがオススメです。
提示された情報を鵜呑みにはできませんが、その情報に基づきターゲット分析をしましょう。
Insight Journeyを活用した分析方法
例えば、
「あなたの会社が転職関連イベントでどういったノベルティを準備すべきか」
を考えていきましょう。
会場には転職したい人が集まってきます。
そのため、こういった質問を投げかけてみます。
「転職希望者」
が困っている
「どうすれば自分に合った企業を見つけられるのか」
を解決したい
そうしますと、このようなペルソナ(ターゲット)像が返ってきます。
※もし想像と異なるペルソナの場合、もう一度「送信」をクリックすれば新しいペルソナを提案してくれます。
今回の回答では
「自身のアイディアやクリエイティビティを活かす機会が限られていると感じている」
とあります。
このような転職希望者には、一般的なノベルティよりも、少し珍しいタイプを渡した方良いのでは?と想像しやすくなります。
そして可能であればAIだけではなく、ペルソナに近い人からのヒアリングもオススメします。
その方がデータ数が多くなり分析結果の精度が高まるからです。
そこで得た情報に基づきノベルティを制作して様子を見る。
反応が悪ければ、別のノベルティを試す。
試す&検証を繰り返すことが大事です。
反応が良ければ、今後はそのノベルティを活用すればいいのです。
そうすることで、相手に合ったノベルティをたくさん配布することになるため、喜んでくれる人の割合も増加します。
あなた自身がノベルティを受け取った時のことを思い出してください。
不要なモノをもらっても使わず、そのまま放置されている。
そんな状態になっていませんか?
使わないノベルティの場合、受け取った人の目に触れる機会が少なくなりますので、PR効果が減少してしまいます。
そんな状況に陥らないためにも、相手が喜んでくれる(使ってくれる)ノベルティを選びましょう。
いろんなノベルティを試して効果計測しましょう
ノベルティは様々な効果を期待できます。
だからこそ、多くの大企業がノベルティ配布に力を入れているのです。
イベントに参加した時のことを思い出してください。
何かしら貰った経験があるはずです。
そんなノベルティの効果を最大限に発揮したいあなたに試して欲しいことがあります。
それは
いろんなノベルティを試してみましょう
ターゲットによってどんなノベルティが喜ばれ、効果的なのかは異なります。
そのため、あなたの会社に合うノベルティに出会うまで試し続けてみてください。
極端な話、真冬のイベントでうちわを渡されても
「いや、この時期に使わないでしょ」
となりますし、むしろマイナスです。
(もしかしたら話題性があり、認知度アップするかもしれませんが、極端な例ですので今回は無視します。)
会社のセミナーなんかで活用したい場合には、ペンやクリアファイルといった事務用品の方が喜ばれます。
一方でスポーツイベントであればタオルやドリンクがオススメです。
分かりやすい例であれば問題ありませんが、ターゲットに対して何が最適か分かりにくい場合には、いろいろなノベルティで検証してみてください。
ちなみに、広告を打つときなんかも効果検証を繰り返し実施します。
- 顧客に刺さるキーワードは何か?
- どういったキーワードであれば、当社商品を求めている人にアピールできるのか?
- キーワードよりも画像で訴求した方がいいのでは?
これらを試しては検証し、最適な広告手段に近付けていきます。
費用を無駄にしたくありませんからね
せっかく安くないお金を払って効果がイマイチだったら最悪です。
ノベルティも同じです。
Googleで検索してみてください。
効果計測の重要性をうたっているサイトは当社以外にもあります。
ノベルティ配布前後の売上高計測やホームページへのアクセス数など検証できますので、検証を忘れないようにしましょう。
効果検証するノベルティのひとつにSDGsというキーワードを入れるのもアリ
最近流行りの「SDGsに貢献できる」という価値をプラスすることで、ターゲットが環境志向であれば、より刺さりやすいノベルティとして活用可能です。
実際のところ、ノベルティの種類って限られています。
そのため、既存のノベルティをどのように差別化するのかがポイントです。
一つの方法としてSDGsへの貢献という付加価値の追加が挙げられます。
当社では環境に優しい素材を活用することで、他のノベルティとの差別化をしています。
少しでも差別化したいと思ったのであれば、一度ご覧ください。